院長です。
新年度が始まり、環境がガラッと変わった人もいるかと思います。緊張すると、息が浅くなりますよね。深呼吸 😀
私が大学に入学したとき、同じ高校から大学に入学する生徒は数年にひとりというレベルだったので、当然のことながら、同じ高校の知り合いがいなくて、緊張して、心細い思いをした記憶があります。入学しても、モチベーションが高くなかったので、「医学部に入って失敗した!おもしろくない!」と何度も後悔したころもありました。
それでも、人には恵まれました。人付き合いって大事だなと思います。
・・・
さて、
部屋の二酸化炭素濃度って、気にしたことはありますか。最近は気密性が高い住宅が増えて、一戸建てでもマンションでも、冬暖かい家が増えましたよね。
換気がよいなら、問題ないのですが、もし、外気との接点、外の換気口が汚れて塞がったりすると、一気に、室内の二酸化炭素濃度が上昇します。
そんなこと、通常は気づきもしないし、気にもしませんが・・・
二酸化炭素濃度が高いとどうなるか・・・
前はなかったのに、、、だるい、眠い、集中力が続かない。。。
それは、うつなの??
なんて、思うような心身の不調に見舞われます。
特に冬、締め切っているとありがちです。
二酸化炭素濃度 | |
350 – 450 ppm | 外気レベル |
450 – 700 ppm | 許容できるレベル |
700 – 1000 ppm | 注意が必要なレベル |
1000 – 2500 ppm | 眠気を誘うレベル |
2500 – 5000 ppm | 健康に害を及ぼす可能性のあるレベル |
5000 ppm 以上 | 危険レベル |
アマゾンで家庭用の二酸化炭素濃度測定機を買って、測定してみました。
換気口を掃除した状態でも、室内では、すぐに1500ppm前後に達します。塞がっていたら、2500ppm以上という、身体に悪影響を及ぼすレベルのはず。
実験をしてみましたが、窓を開けても、数字は、じつは、かんたんには下がりません。
換気扇を低速で回し続けると、換気されて、写真のように600ppmくらいまで下がります。
このように、住環境の悪化が認知機能に影響を及ぼしているということは、あまり、注目されませんし、医者も指摘しないはずです。
結論
「体がだるい、眠い、うつっぽい」という方、「子供が落ち着かなくて、勉強しない、寝てばかり」という方、排気口の清掃や換気にも、こころあたりがないかどうか、確かめてみることも無駄ではないと思います。春になったし、掃除しましょう 🙂