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新型コロナにたいする偏見に基づく差別について

こんにちは
院長です

あっというまに令和2年もあと僅かになりました。

今年1年は、ほんとうに静かな一年でした。観光客が消え、街から人が消えました。密を避けで行動するようになって、最初は戸惑いましたが、慣れてしまいました。先日、約10ヶ月ぶりに札幌駅に行ったら、人が多くて、その場からすぐに立ち去りたい気持ちが強まりました。そんな気持ちになった自分が、とても不思議でした。

コロナで人の行動変容がかなり進みました。エレベーターに後から入り込むと、睨まれる。お店の中を歩いていると避けられる・・・1年前には想像もしなかったことです。元の社会に戻れるのか心配になります。

コロナの影響で、病院にかかることが避けられていることはご存知ですか?

特に小児科の患者数の減少は大変なもので、どこも赤字とのこと。当院でも影響があり、今年の新規患者さんの数が、昨年に比べて約200人減少しました。すすきのでクラスター発生というニュースもたくさんありましたから、すすきの界隈に行きたくないと思うのはやむを得ないですよね。

 

・・・

 

先日、がっかりしたことがありましたので記します。

 

ある日、新規の患者さんから連絡

あるメンタルクリニックに通っています。すすきのでバイトしているということだけで、コロナが終わるまで受診しないでくださいと言われました。薬がなくなって困っています。ここに通いたいです。

 

そして他のある方

あるメンタルクリニックに通っています。すすきので働いてるということだけで、PCR検査で陰性とわかってから来て下さい。他に行ってくださいと言われました。ここに通いたいです。

 

新聞報道では、コロナにたいする誤解、偏見から差別が各地で起きていると聞いていました。上記の例では、すすきので働いてるというだけで、受診拒否されるんですから、患者さんがとても気の毒です。

 

とても身近にコロナ差別があったと知って、がっかりしました。