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認知症サポート医

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院長です。

先日、札幌医大の学生や研修医向けのセミナーで講師として招かれ、話してきました。精神鑑定をたくさんやっている関係で、精神医学と司法判断の接点について、ケースを提示して、実際の尋問を再現しました。裁判員裁判で何度も話をしたことがあるので、裁判員経験者の中で、私が尋問されるのを見たことがある方、いらっしゃるかと思います。けど、ほとんどの方は、縁遠い話ですよね。

同じセミナーで、砂川市立病院の内海久美子先生が、認知症の画像診断を中心にお話されました。私が砂川市立病院で働いていたときから、現在まで大変お世話になっております。内海先生と一緒に働くことが出来たのは、私の大きな財産です。当時、ネット版の認知症の社会資源マップを診療の傍ら作成したり、パンフレットを作ったり、当時、砂川市立病院が手を上げても、なかなか指定されなかった認知症疾患医療センターの指定について、私のクラスメートだった衆議院議員にお願いしたりと、中空知地域の認知症を支える仕組みの発展に、様々な方に支えられながら関わりました。

厚労省の制度で、地域の認知症医療の中核的役割を担う「認知症サポート医」というものがあって、なかなか成り手が少ないようで、今回、私が引き受けることとなりました。認知症の専門的な知識をもっているだけではなく、地域で連携をとるということが大切なので、再び、そういう仕事が中空知でできるということに、今からワクワクしています。「すすきの」の医者ですが、地域の仕事も引き受けます!

セミナーでは、札幌医大精神科の河西千秋教授と様々な意見交換できました。私のような大学を去った者に温かく接して頂けることに感謝いたします。医者の仕事は、連携に尽きます。医者同士で、顔が見える・どんな仕事をしているのか見える付き合いをしていないと、結局、患者さんが幸せになれません。

これからも、様々なところと連携をとりながら、バランスの良い医療を提供していきたいと思います。


今回は、真面目な話でごめんなさい。。。